アプリ比較

FrsetとTinycastの比較

コピーした内容やスクリーンショットを扱うメニューバーアプリか、アプリ・ファイル・コマンドを探すネイティブランチャーか。

FrsetとTinycastは、どちらもクリップボード履歴を備えたMacネイティブアプリですが、用途の起点が異なります。Frsetは履歴整理、スクリーンショット、OCR、コンテンツツールをメニューバーにまとめます。Tinycastはアプリ、ファイル、コマンド、拡張機能を検索するキーボードランチャーです。

機能比較

機能 Frset Tinycast
主な役割 クリップボード、画面キャプチャ、コンテンツツール ネイティブランチャーとコマンドパレット
アプリ・ファイル検索 汎用ランチャーではない アプリ、ファイル、設定、コマンド、オンにした機能を検索
履歴 タグ、タイトル、別名、絞り込み、メモ。Freeは直近24時間にアクセス テキスト、画像、ファイル、色。保存期間は1日から無期限、初期値は3か月
スニペット テキストを保存・整理。キーワード自動展開はない Markdownスニペットをランチャーから貼り付け、キーワードで展開
スクリーンショット 撮影、注釈、スクロール撮影、OCR、翻訳、ピン留め。検索索引は任意 カメラコマンドでWebカメラ写真をコピーできるが、画面撮影・注釈の一体機能は公式資料にない
内蔵ツール 翻訳、要約、JSON、QR、UUID、日時、画像圧縮、エンコードなど 計算機、カレンダー、ウィンドウ管理、Quick Actions、シェルコマンド、拡張機能
Web検索 検索欄に内蔵・カスタムURLを設定 Quicklinksで検索URLを開ける。AI検索は設定とプロバイダーによる
対応OS・料金 macOS 13以降。無料版とPro macOS 26以降。無料・オープンソース

作業の入口で選ぶ

アプリ、ローカルファイル、コマンド、システム操作、Raycast拡張をキーボードから呼び出したいならTinycastが向いています。Raycast 2.0以降の設定の一部を読み込めますが、公式ガイドにFrsetデータやAlfredワークフローのインポートは記載されていません。多くの機能は自分でオンにする必要があり、初期状態で有効なのはクリップボード履歴です。

Frsetはコピーした内容や画面上の情報から始まる作業向けです。タグやメモで履歴を整理し、撮影、注釈、OCR、翻訳、テキストツールを同じメニューバーアプリで使えます。Tinycastのアプリ起動、ファイル検索、シェルコマンド、拡張機能を置き換えるものではありません。

履歴、スニペット、プライバシー

どちらもクリップボード履歴をMac内に保存します。Tinycastは保存期間を1日から無期限まで選べ、初期値は3か月です。テキスト、画像、ファイル、色を記録し、順番に貼り付ける機能もあります。Frset Freeでは通常履歴の直近24時間分を利用でき、7日間の削除ルールは別に適用されます。Freeにはタグとメモ数の上限があり、Proの保存期間は設定に従います。

Tinycastのキーワード展開にはアクセシビリティ権限が必要です。Frsetのメモや保存テキストは自動展開とは異なります。Tinycastはアカウント不要・テレメトリなしとしていますが、任意のAIやWeb検索では外部サービスを使うことがあります。Frsetの履歴はローカルですが、オンライン翻訳、一部AIツール、画像圧縮では送信内容が処理される場合があります。

スクリーンショットと検索

Frsetは範囲・ウィンドウ撮影、注釈、スクロール撮影、OCR、翻訳、ピン留めに対応します。Screenshot Searchは初期状態でオフで、対象となるFrsetの撮影だけを索引化します。TinycastのCameraコマンドはWebカメラの写真をクリップボードに送りますが、画面キャプチャ編集ツールではありません。Tinycastはファイル検索、ウィンドウ操作、カレンダー、Raycast拡張などランチャー寄りの機能を備えます。Web検索はTinycastのQuicklinksにURLを登録して開けます。Frsetの検索欄は検索エンジンやURLにクエリを渡すためのものです。

どちらが合う?

  • Tinycast:無料のオープンソースランチャー、ファイル検索、キーボードコマンド、Raycast拡張が必要な人。macOS 26以降が必要です。
  • Frset:メニューバーで履歴、スクリーンショット、OCR、翻訳、日常のテキストツールをまとめたい人。
  • 併用:Tinycastで起動や自動化を行い、Frsetでキャプチャや保存内容を扱う方法もあります。両方のクリップボード記録設定を確認してください。

Tinycastの代替アプリもご覧ください。クリップボード履歴、スクリーンショットとOCR、料金プランも確認できます。

Frsetはバージョン1.3.15に基づきます。Tinycastの公式サイトと資料は2026年10月19日に確認しました。性能、メモリ使用量、OCR精度の比較テストは行っていません。

Tinycast公式資料:クリップボード履歴、ランチャー、スニペット、カメラ、システム要件。